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子どもの矯正

子どもの矯正

子どもの矯正治療について

子どもの矯正治療について

お子さんの矯正治療は、本来の成長の力を借りて歯や顎骨を正しい位置に誘導できますから、大人の矯正治療よりも大きく動かしていくことができます。

乳歯の段階から不正咬合が見られる場合は、早期の矯正治療を行うことで、その後の永久歯の生え変わりに良い影響を与えてくれます。

矯正装置について
「第一段階」と呼ばれる、乳歯と永久歯が混ざった乳歯混合歯列期には、歯が並ぶための土台づくりを行う必要があります。取り外し可能なマウスピースなどの装置を用いて、出っ歯の場合は上顎を後ろに引っ込めたり、受け口ならばしっかりと噛み合わせを作っていきます。

永久歯に生え変わった第二段階では、大人の矯正治療と同様、取り外しのできないワイヤーを付けて歯を動かしていきます。

小児矯正治療の開始時期

<第一段階>
一般的に受け口と呼ばれる反対咬合のお子さんには、取り外しできる「ムーシールド」という装置をおすすめしています。こちらは早期段階での治療開始が効果的なため、3~4歳頃から装着いただけます。

また、顎が小さい叢生や、出っ歯と呼ばれる上顎前突の場合、骨格的な顎の成長を正しい位置に導く必要があります。そのために、6~10歳頃までの期間に、取り外し可能なマウスピースでの矯正治療をおすすめしています。

<第二段階>
小学校高学年になると、歯の表面にワイヤーを装着して歯を動かしていく一般的な矯正治療を開始します。

新しい矯正装置「T4K」

新しい矯正装置「T4K」

当院では、お口周りの筋肉をトレーニングすることで歯を正しい位置に導いてくれる「T4K」という最新の矯正治療を取り入れています。マウスピースのような特殊なトレーニング用の装置を装着して、舌や呼吸を鍛えるトレーニングをします。これを行うことで、理想的な歯並びを維持しながら、矯正治療における抜歯を回避したり、お口周りの癖を改善して、最高のスマイルを得られるのです。

4~5歳頃から開始して、2~3ヵ月に一度メンテナンスに来院いただきます。その後、歯が24本生え揃う12歳頃まで続けてください。前歯の歯並びが悪い、歯列弓の臼歯間幅径が狭い歯列狭窄、出っ歯や受け口などの症状を持つお子さんにおすすめの治療法です。

「T4K」の説明動画はこちらから〉〉〉

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小児矯正のメリット

小児矯正のメリット

お子さんのうちから矯正治療を行うことには、大人になってからはじめるよりも非常に多くのメリットが生じます。

お子さんそれぞれのお口の状態によって治療開始時期や使用する装置も異なりますから、早めにご相談いただくことをおすすめいたします。


<メリット>
永久歯がキレイに生え揃う
矯正治療における抜歯を回避できる
骨格的なお顔の改善ができる
顎の成長や歯の生え変わりを定期的に確認できるため、虫歯や歯並びにおいて早期の対応が可能

歯並びを悪くしないために

歯並びを悪くしないために

矯正治療は、歯並びが悪くなったら開始するものと思っていませんか?
しかし、虫歯や歯周病同様、悪い歯並びを作らないための予防的な矯正治療も必要なのです。例えば、乳歯が隙間なく生えている場合、一見問題のないように感じます。しかし、乳歯と乳歯の間に隙間がなければ、永久歯が生えてくるスペースが十分に確保できていない状態なのです。

そのため、永久歯がキレイに生え揃うスペースを作るための矯正治療を、乳歯のうちに行うことが必要です。そうすることで抜歯を回避できたり、取り外し可能な装置のみで治療を完了できる可能性も増えてきます。まずは乳歯が生え揃った段階で来院いただくことをおすすめいたします。

治療の流れ・期間

【STEP1】矯正相談
お子さんのお口の中を診ながら、大まかな治療の流れや装置の種類、費用などに関してお話いたします
【STEP2】診査・診断
撮影したお口のレントゲンや模型、お顔やお口のお写真を元に、お子さんそれぞれに合わせた治療計画を立てていきます
【STEP3】第一段階
取り外し可能な装置での矯正治療を開始します。装置を付けたり外したりしながら、歯の成長に沿って治療を進めていきます
【STEP4】再評価
永久歯に生え変わる時期になったら、第二段階の治療に進むべきか、治療計画を変更するべきかなどを診断する再評価を行います
【STEP5】第二段階
治療を続ける場合は、ワイヤーを装着する矯正治療を開始します。1ヵ月に1回程度ご来院いただき調整していきます。抜歯を行う矯正治療の場合は2年~2年半前後、抜歯を行わない治療の場合は1年~1年半の治療期間が目安です
【STEP6】保定期間
ワイヤーを取り外した後は、取り外し可能の「リテーナー」という保定装置を1年程使用して矯正治療で動かした歯が後戻りしないように保定します

矯正治療中の虫歯リスクと予防法

矯正治療中の虫歯リスクと予防法

矯正治療中は歯磨きがしにくいために、歯と装置の隙間に食べかすや汚れが溜まりやすくなってしまいます。その汚れが原因となり、虫歯や歯肉炎、歯周病などを引き起こすリスクが非常に高まるのです。
そのため、一段と予防に力を入れる必要があります。

歯科医院にて、歯科衛生士による歯磨き指導をしっかりとお受けいただき、ご自宅で毎日正しい歯磨きをしてください。当院では、矯正治療用の歯ブラシとフッ素入りの歯磨きの使用をおすすめしております。
そうしてプラークコントロールを丁寧に行うことで、矯正治療中の虫歯予防に努めていきましょう。